- しじ
- I
しじ【伺持】そばに仕え, たすけ保つこと。II
「朝夕膝下に~せむことを冀(コイネガ)へども/日乗(荷風)」
しじ【四事】〔仏〕 供養に用いる四種のもの。 臥具(ガグ)・衣服・飲食・湯薬の称。 また, 飲食・衣服・散華(サンゲ)・焼香の称。IIIしじ【四時】(1)春・夏・秋・冬をいう。 四季。 しいじ。「頂には~雪あり/日本風景論(重昂)」
(2)朝・昼・夕・夜の四つの時。 しいじ。(3)一か月中の晦(カイ)・朔(サク)・弦(ゲン)・望(ボウ)の四つの時。IVしじ【師事】師として仕え, 教えを受けること。V「書を A 先生に~して学ぶ」
しじ【指事】漢字の六書(リクシヨ)の一。 数量や位置などの抽象的概念を字形の上に表すもの。 「一」「二」「上」「下」「末」「本」などの類。VIしじ【指似】小児の陰茎。VII「まことに口惜しや。 ~もわが物ではない/咄本・昨日は今日」
しじ【指示】〔「しし」とも〕(1)さし示すこと。(2)指図すること。 また, その指図・命令。VIII「計画の中止を~する」「その点については~がなかった」「~書」
しじ【支持】(1)支えること。「梁(ハリ)を~する柱」「瀦水(タマリミズ)暴漲(ボウチヨウ)堤防之を~するを得ず/新聞雑誌23」
(2)他の人の思想・意見・態度などに賛成して援助すること。 また, その援助。IX「~する政党」「~を取り付ける」
しじ【榻】牛を取りはずした時に牛車(ギツシヤ)の轅(ナガエ)の軛(クビキ)を載せたり, また乗り降りの踏み台にした台。→ 牛車~の端書(ハシガ)き昔, 男が女に思いをかけ, 百夜続けて通ったら承知すると女に言われ, 九十九夜通って, そのしるしを榻に書きつけたが, 百夜目に支障があって通えず, 思いを遂げられなかったという故事。 深草少将と小野小町の伝説などとして流布。 熱烈な恋のたとえ, また思いどおりにならない恋のたとえとされる。Xしじ【死児】死んだ子供。~の齢(ヨワイ)を数える過ぎ去った, 言っても甲斐のない事についてぐちを言うたとえ。 死んだ子の年を数える。XIしじ【私事】(1)個人の私生活上のこと。 わたくしごと。⇔ 公事「~にわたって恐縮ですが」(2)他人には知られたくない私生活の秘密。 プライバシー。「~をあばく」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.